基本フォームをしっかりさせるストレッチ

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基本フォームをしっかりさせるストレッチ

ランニングのためのトレーニングドリルや筋トレはいろいろありますが、そんなに何もかもできませんよね。そこで、フォームをより良くするために、最低限やってみるといいストレッチを2つ、まずご紹介します。できれば毎日、少しでいいのでやってみてください。

●肩の関節と、股関節を柔らかくする

いいランニング・フォームには、腕がラクに振れるような「柔らかい肩の関節」と、スムーズに脚が動くための「柔らかい股関節」が必要です。特に股関節は、意外と日頃歩くときにも動かしていないので、このストレッチをするといいでしょう。

◆肩関節のストレッチ

1.手の指を鎖骨あたりに置いて、肘を前にまっすぐ伸ばす。 肘は、あごより上に来るようにする。
2.肘を水平に横に持っていく。
3.肘を下(脇・体側のほう)に持っていく。
4.肘を1の位置に戻す。
5.2~4をしっかりスムーズに続ける。
6.2~4を10回やったら、今度は逆回転を10回行う。

背中の肩甲骨から動かすように意識して行います。ちょっとした隙間時間にもできますね。これをやっていると、肩こりも取れてきますよ。

◆股関節のストレッチ

1.ランニングの姿勢を作り、下腹を意識してまっすぐに立つ。
2.右足さきを、ほんの少し開く。
3.右足を上(前)に上げる。太ももが地面と平行になるぐらいまで上げる。
4.3のまま、脚を右横に開く。
5.右足を地面におろす。足先は、真っ直ぐ。
6.2~5をしっかりスムーズに続ける。
7.2~5を10回やったら、今度は左脚で、同じようにする。

何だかバレリーナになったような気分のストレッチです。股関節がもしかしたら、ボキボキ音がする人もいるかもしれません。股関節が柔らかいと、走るときに脚を出しやすくなり、ランニングがラクになっていきます。

ところで、「股関節」って、私は、文字通り股にある関節のことかと思っていました!(恥) 股関節っていうのは、英語ではleg jointsというように、脚の付け根(脚と胴体をつないでいる関節)のことなんですね。だからマラソン・コーチも、「股関節」と言いながら太ももの外側の一番上、胴体とつながっているところを指していたのですが、最初はそれがとっても??でした。


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