肩こり・背中のこり解消と、よい走りのフォームの関係
ひどい肩こりや背中のこり、猫背が原因で、肩甲骨や肩・腕がちゃんと動かせず、良い姿勢の正しいランニングフォームができない人がいます。
走るというと、脚だけのスポーツと思いがちかもしれませんが、走るのは全身のスポーツ。腕や肩甲骨もちゃんと動かさないと、脚だけでちょこちょこ走ることになり、脚に負担がかかって痛みがでたり疲れたりします。逆に、ちゃんと肩甲骨が動かせれば、ランニングをすることによって肩こりを解消することができます。
猫背になってしまっている人は、背中が動きにくくなっているので肩甲骨が動きにくくなっています。また肩こりの人も肩が動かず、肩甲骨が動きにくくなっています。大事なのは肩甲骨から動かすことなんですね。肩甲骨が動きにくいと、腕の振りがきちんとできません。
そこで、こういう人の場合は、走る前に、肩や肩甲骨のストレッチを多くするようにします。
おすすめのストレッチは、
(1)肩関節のストレッチ(⇒ 基本フォームをしっかりさせるストレッチにあります)。
(2)肩をぐるぐる回す
(3)肩の上げ下げ
など。
走る前だけでなく、毎日のデスクワークの途中や、電車やバスを待つ間など、ちょっとした時間にもやることが出来ます。
また、普段から肩を意識してリラックスさせ、重い荷物を持って歩くときは、決まった腕だけで持たないようにしましょう。
肩こりや猫背がひどい人は、特に念入りにこういうストレッチをやってから、「ランニングの正しい基本フォーム」で走るフォームを作ります。
また逆に、走っているとき、肩や腕の力を抜き、肩甲骨から動かして腕を振るようにすると、肩こりが解消されます。ポイントは、腕を後ろにふるとき、肩甲骨を背中の中心にまでもっていくようにすること。肩甲骨やその周辺の筋肉を使うことで血行が良くなり、肩こりが解消されやすくなります。
また稀に、ランニングやマラソンを始めたら肩こりになったという人もいるようです。そういう人は、走るときに肩に力が入っているからだそうで、やはり肩甲骨から動かすように腕をふると肩こりが治るようです。