走るときの視線。走っているときに、どこを見るといいのか。
走っているときは、何となく前を向いている人も多いと思いますが、10~20mぐらい先を見るようにします。
走っているときというのは、体は少し前傾姿勢になっているので、顔は意識して真正面に向けるようにし、視線をほんの少し落とします。
でも10~20mぐらい前を見る、と言っても難しいですよね。そこでランニングフォームをきちんと作って立ったら、どちらかの腕をまっすぐ前に出し、地面に平行にします。そして、その手の先を見るようにすると、そんな感じの目線になります。
走っていると、だんだん下を向いてしまったり、苦しくなると地面だけ見て走ってしまったりする初心者も多いのですが(私もそうです!)、それだと、気道が狭くなってしまうので呼吸が苦しくなることがあるそうです。また、フォームも猫背になりがちとのこと。正しいフォームで、走れなくなってしまうのですね。
疲れてくると逆に、顎を上げて走る人も多いですが、あごが上がってしまうと重心が後ろに行ってしまうので、この場合も、正しいフォームでしっかり走ることができなくなり疲労が増加します。空や、遠いところを見ていると感じたら、注意しましょう。
普段の走る前のストレッチやトレーニングをするときに(特に立って足を振ったりするストレッチの時など)、視線も心がけて、前方10~20mを見るようにすると、とてもいい練習になります。