脚の着地感を鍛えるランニングドリル(ジャンプ)
ランニングは、片足ずつ地面に足をつけて進むスポーツです。地面に足をつけるときは、つまり地面を蹴る訳ですが、あまり深く膝を曲げたりせずに、地面の反発力によって弾む感じです。
「地面の反発力によって弾む」と言っても分かりにくいのですが、例えば、立ってその場でジャンプをしてみます。すると、着地するときには意外と深く膝が曲がっています。そうではなく、早いスピードで縄跳びトレーニングをするときのように、軽く膝を曲げたらあとはそのままピョンピョン飛ぶ、つまり地面との反動で飛ぶ、そんな感じです。
それを、ジャンプするランニングドリルで体得することができます。
◆両手上げジャンプ
1.まっすぐに立って、両手を前に出し、肘から先を90度上に向ける。
2.10回ほど、その場でジャンプする。
3.2の後、すぐに20メートルぐらい走る。
4.2~3を4回ぐらい繰り返す。
人間の体は、肘を曲げると、あまり膝が曲がらないようになっています。(走るときには、自然と皆、肘を曲げますが、あまり深く膝を曲げないために理にかなったことなのです。)そこで、このランニングドリルでは、両手の肘を曲げます
3で走り出すと、足が地面に着地するときに、やや足の先の方が地面につくように変化したのが分かると思います。「地面の反発力によって弾む」ようになれば、かかとを深く地面につけずに、足の先の方で走る感じになってくるのです。そうなるとリズミカルに速く走れるようになっていきます。