ランニング前後には、ストレッチをしよう!
ランニングだけでなく、スポーツをするときには運動の前後に必ずストレッチをします。ストレッチとは、放っておくと縮もうとする筋肉を伸ばすことです。筋肉を伸ばすと血流が良くなり、酸素が運ばれて老廃物を流し、筋肉が疲れにくくなります。また筋肉を温めることで動きやすくなるので、関節を動かすのも少し楽になります。
ストレッチをするときには、
・どこの筋肉を伸ばしているか、感じる
・ゆっくり呼吸をし続ける
・筋肉を伸ばしたら、その姿勢で少し止まる(20秒ぐらい)
などに、注意します。
ストレッチは、疲労をためやすい筋肉から行います。また、体の後ろ側にある筋肉からストレッチを行います。理由は、後ろ側には静脈があり、静脈より先に動脈のある部分をストレッチすると稀に痙攣などを起こすから、と言われます。
ランニングで疲労がたまりやすい筋肉は、ふくらはぎ(特に後ろ)、太もも、腰(背中部分)です。この部分をまずストレッチしていきましょう。どの程度ストレッチを行うかは、筋肉がどのくらい疲れているかによります。かなり筋肉が張っているなと感じたら、念入りに行いましょう。
またストレッチには、静的ストレッチと動的ストレッチ(ダイナミック・ストレッチ)があります。静的ストレッチは、その場で体を動かし筋肉をほぐすもの、動的ストレッチ(ダイナミック・ストレッチ)は、大きな動きをして体をウォームアップする効果があるストレッチです。マラソン前には、静的ストレッチだけでなく、動的ストレッチ(ダイナミック・ストレッチ)も必ず行いましょう。