ウェアの基本的選び方
ランニング初心者は、中高年の方でも最初はあまり気にしないで、スポーツができる服装なら何でもいいでしょう。私も、最初にランニングを始めたのが9月だったので、ヨガ用に持っていた薄めのトレーニングパンツと、スポーツ用Tシャツで始めました。
普通の綿のTシャツではなく、スポーツ用Tシャツを着たのは良かったようです。通気性のいい、汗をかいてもすぐ乾くようなTシャツです(ちなみにパタゴニアのものでした)。ランニングはかなり汗をかくので、綿のTシャツはやめたほうがいいそうです。速乾性がないと気持ち悪くなったり、また体温を奪われるので疲労して、風邪をひくこともあるかもしれません。
いろいろなメーカーで、速乾性のある、汗をかいても気持ち悪くならないTシャツを売っています。凝ったものだと、メッシュ加工などもされていて、汗や体温をうまく調整できるようなものもあります。立体裁断のものだと、体に快適にフィットして、長時間走っても気持ちがいいですよ。
寒くなってくると、これにウィンドブレーカーがあれば、最低限何とかなります。
(参考:おすすめのウィンドブレーカー)
でも、初心者でも少しランニングが続けられそうなら、体をいたわるために、春夏用、秋冬用で、ウェアを変えて揃えるといいでしょう。特に中高年の方は気をつけないと体に悪いこともあります。季節によってウェアの通気や保温機能の配置が全く違うので、夏と冬に同じようなものを着るのは、避けたほうがいいでしょう。
そして、できればアンダーウェアもスポーツ用のものを着用したほうが、快適に走れます。
また最近、ポピュラーになっているのは、コンプレッションウェア。ピタッとしたタイツのようなものを履いて走っている人を見たことがありませんか?あれが、コンプレッションタイツです。コンプレッションインナーなどもあります。詳しくは、コンプレッションウェアについてのページにまとめてありますが、身体をサポートしてくれるので走りやすくて人気です。
また今は、いろいろ高機能なウェアが練習用に出ています。例えば、肩甲骨周りにパワーネットが入っていて良い姿勢を保つトップスとか、大腰筋という腰回りのインナーマッスルを鍛えてくれるパワーネットの入ったレギンス(長いタイツ)など。練習用には、こういうものを着用してもいいのですが、楽しく走りたいというときや、大会本番では、かえって疲れてしまうこともあるので、普通のランニング用ウェアを着たほうがいいかもしれません。